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2008.06.06 Friday 二十五の夜

ながーいながーい、くだらないぼくの半フィクション!


はじまりはじまり♪


「バイクを盗むだ?」

「おう、尾崎豊になろう」

「でも、おまえ…それって…まぁビビることねーか、やっちまおう」

そうです、悲しいことにあの頃のぼくたちは悪いことと知っていながらそーゆー誘いを断ることはビビりキャラに繋がったんです。

周りの人と同じ価値観で生きなきゃいけないと思い込んでしまう悲しい仲間意識。

まぁこれはいまだから言えることだし、当時べつに悪いことするスリルを楽しんだわけですからいい思ひ出ですね。

しかし50CCと言えどもバイクを盗むわけですから捕まるわけにはいきません。

いろいろ下調べをするわけですがまずはエンジンのかけかた、そして運転。

恥ずかしながらどれがセルで、どれがキックで、どれがブレーキで、どれがアクセルなのかイマイチわかってませんでしたからね。

400CCとかのミッション付きともゴッチャになってましたから…まずは盗まないで乗ってみることにしました。

これは柴田の兄貴のLETS兇鯡曚辰毒匱擇靴道遽薪召垢襪海箸砲靴泙靴拭

ある日の夜。

「よし、シート外して陽亮のチャリにかぶせよう」

こっそりとカギを持ち出す柴田。

「まかせろ」

音も立てずに任務を遂行するおれ。

柴田の家の、しかも玄関前から誰にも気付かれずにチャリンコとバイクをすり替えて満面の笑みの二人。

とりあえずここでエンジンかけるのはまずい。

(こざと公園まで押してこう)

なにも言葉にしないで目で会話をするおれたち。

こざと公園に到着。

さて、エンジンはどれだ?

「キックでかけるんだよな?」

まだこのときセルの存在を知らない。

「確か先輩のGS400はキックでかけてた、よし、これだ!」

ガチャン

「ただのスタンドじゃねーか」

「間違えた、こっちだ」

ブルルルン!

「おおおおお…すげー、これがバイクか、まさに人類の調和と進歩だ」

いや、それ大阪万博だから。

「これがアクセルでこれはブレーキだな」

「あー、これだけか、カンタンカンタン」

「よし、ニケツで族ゴッコだー」

完全にテンションがあがりまくり原付にとりつかれる二人

「なんかコールってうまくキレねーな…」

バカ、よそ見すんな。
「うわー、死ぬー…」
ガシャン…

と思いきや柴田のドタンバの運動神経で普通に危機回避

「カーブは体で曲がるっつーのが良くわかったよ」

とゆーわけでおとなしくバイクを戻して任務終了。

翌日。

バカのアジトとも言える1組側のトイレ。

「きのうおれらバイク乗ったぜ」

「えー、マジマジ?」
はい、ぼくらの背伸びした自慢話に群がる愉快な仲間達。

「バイクなんてチョロイよ、なんなら乗り方教えてやんよ?その変わりおまえの家にあった裏ビデオ一本くれ」
「えー、おまえ裏なんか持ってんのかよ?」
「モザイクなし?女のアソコってどーなってんの?」

バイクのことなんかすっかり忘れて下ネタに華が咲く男達。

「アソコはどーなってるか知らないけど、演技じゃねーかってくらい女は声出して最終的に痙攣しながら泣いてるような笑ってるようなヤバイ感じだったぞ」

「うわー、そんなビデオくれるならおれがバイクの乗り方教えてやるよ」

「いやー、そーゆーことならバイクの乗り方はおれが…」

「いやいや、そーゆーことなら握れば飛び散るスピンターンのこのおれが…」

「いやいやいや、そーゆーことならバックに入れればテクニシャンのおれが…」

「いやいやいやいや、グッと奥までフルスロットルのおれが…」

みんなバイクに関連づけながらも下ネタです。

「あー、わかったわかった、今夜1時にこざとに集合してバイク盗みにいこう」

「まず明るいうちに偵察だな、じゃぁ大内と直樹は北方方面のパクれそうなバイク探してくれ」

「オッケー」

「おれらは大野を探す。蔵間はハンドルロックを外す方法を先輩に聞いてくれ」

「まかせろ」

「小川はなるべくいろんな種類のハサミを用意してくれ」

「了解」

とゆー具合に普段は限界までダラダラしてるぼくたちがかつてないくらいテキパキと動き準備万端。

1時に出発。

まずコナカの裏のバイクをイジルがハンドルロック解除できず不発。

とりあえず下手な鉄砲数射ちゃ当たるとゆーことで狙いを某マンションの駐輪場に絞りこむことに決定。

しかし駐輪場はおれたちみたいなヤツを警戒してフェンスに囲まれカギがかかっている…
乗り越えられないように上には15センチ感覚で三段階に設置された有刺鉄線…

フェンスに手を突っ込んで内側からドアノブを回せば普通にカギ無しで開くのだが、それも出来ないようにドアノブの半径20センチくらいに板が張ってある…

(実は空き地で野球してて暴投するとこの駐輪場に入ってしまうのでボールをとるためにフェンス乗り越えたり内側からカギ開けたりして良く入っていたから本当におれたち対策として有刺鉄線とドアノブ周りの板を管理人がつけやがったのだ)
まさに自業自得。

しかしここで諦めたら自分に負けることになってしまう。

「ふっふっふ、こーゆーことは計算してたよ。おれがルパン四世だってことを思い知らせてやるぜ」

バカか?

「はー?ふざけんなよ…じゃぁおれルパン五世」

乗るな。

「おれ六世」

「おれ七世」

「おれ八世」

……………バカ

と、とりあえずルパン四世がハリガネでカギを開けようとする。

ルパン五世が有刺鉄線を越えようとする。

しかし二人揃って

「五右衛門、切ってくれー…」

バカ、ここにいるのはみんなルパンだ…

どーしても盗み出したいぼくたちはひとまず作戦会議。

まずルパン四世こと蔵間が開口一発

「じゃぁ能上、おまえ五右衛門な。斬鉄剣持ってこい」

「わかった、その変わり直樹はフジコちゃん的役をやってもらうから裏ビデオ持ってこい」

「はいはい、じゃぁ柴田は次元な、コンバットマグナム持ってこい」

「じゃぁ陽亮は…」

「おれはモンキーパンチ。はい、みなさんマジメに話進めましょうね」

まず誰かが入れば突破口は開ける。

とゆーことはどこを突破するかだ。

まずドアを壊すのは音がでかいしバレたら重罪だからいま程度の準備じゃ無理だ。

とゆーことは有刺鉄線を突破するのが一番いい。

絶対死角があるからそこを探して一番傷ついていいシノブを投入しよう。

突破口が見つからない場合のために一番家が近いおれは工具持ってくる。

もしポリが来た場合は家のカギを中に落として探してるって言うんだぞ。



とゆー感じでモンキーパンチの指揮のもと、またしても全員がテキパキ動き、3分後にはシノブが潜入に成功。
日頃イジメられ気味で自分だけ中に入ったシノブは自由を満喫。

「早く開けろ、シノブ」

「開けろじゃねーだろ?開けてくださいだろ?」

「なんだと?死にてーのか?」

「やってみろ、蔵間。入れねーだろ?おしりペーンペーン」

ブチッ。

シノブの冗談がぼくらには笑えたが蔵間は笑えなかったようだ。

ようやくシノブがドアを開けた瞬間に猛禽類の目になった蔵間が誰よりも早くシノブとゆーデメキンを鷲掴みにした。

ぼくたちが檻の中に入って出てくるまでのほんの5分の間に猛禽類と魚類の決闘は幕を閉じていた。

そんなことはさておいてぼくたちはハンドルロックのかかっていない原付を移動させてキーボコに挑戦!

ガコガコガコ…ガチャガチャガチャ…

(詳しい説明は控えさせて頂きます)

ブルルルン!

「うおー、かかったよ。ハサミだけで盗んじまったよ!うわー!ヤベー」

1号機のエンジンがかかりテンションあがりまくるルパン達。

「2号機もやるぞ!」

「おー!」

1号機のキーボコに成功したのは大内。

「キーボコ教えてやるから裏ビデオ…」

またそれかよ…

ブルルルン!

「うわー、おまえルパンの才能あるよ、超すげー!」

んー、ルパンの才能ではない気がする。

2台のバイクで深夜2時半、当然のように暴走族ごっこ♪

「おれ明日スペ〇ター入ろうかな?」

バカ。

でも確かにそれくらい気持ち良かった。

それからはバイクについて知ってる知識を全部試しに試した挙げ句…
最終的にたどり着いたのは桜木軍団!

はい、4人乗りです。
ぼくが運転。後ろに蔵間、さらに能上が荷台に乗り3ケツ。

そして直樹は当然…ポスト高宮。

フルスロットルで回しても速度5キロ。

大爆笑!

「いやー、佐藤軍団笑えるな」

「あん?なんでてめーが中心なんだよ?殺すぞ」

「はぁ?おれのほうがてめーより強いからに決まってんだろ?やんのか?ハゲ蔵間」

「上等だー!」

とゆー感じでいつも通り殴り合う佐藤と蔵間…

そんなこんなで夜も明けてきたのでここで解散。

次の日のアジトトイレ。

「きのうの蔵間軍団おもしろかったよな」

「あん?なんでてめーが中心なんだよ?佐藤軍団だろ?おめーはルパン四世だろ?ハゲ」

「今日こそ白黒つけてやる!」

「上等だ!逃げれないようにベランダでやってやらぁ!」

5分後。

「はい、見ての通りほぼ白。おれの勝ち。佐藤軍団ね」

「はい…負けました…佐藤さん」

1組のL字のベランダでオセロをやったおれと蔵間。

見事に白黒つきましたとさ。

おしまい。
コメント
下中出身の犯罪者
  • 2014/02/08 8:23 PM
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